2012.04.18
- 農園日記
現在、開墾した遊休農地にルバーブの株分けをしています。
この画像を見れば、単なる畝立てをした畑と思われるでしょうが、実は大変な苦労話があります。ここの広さは約14アール、以前,田圃であった時は稲作をしておりましたが、20年程前に農業振興地域が解除となり、その後この辺り全体が埋め立て地となってしまいました。我が家の田圃も埋めて10数年間放置しておいたところ、松や柳の木が自生したり萱(カヤ)や雑草が根を張り、車も入れない程のジャングル状態となっておりました。昨年より国策として個別所得保障制度が開始となり単純休耕の田圃であっても、その対象となるという事とルバーブの増産も計画しておりましたので、昨年の秋にミニユンボを購入して開墾しました。下の画像は昨年の11月下旬頃に開墾している様子です。周辺の田圃は埋め立てた状態のところが殆んどなので、一見開墾した私の圃場が際立って見えます。
機械はミニユンボとバケット付きトラクターを使用しました。 この時は開墾を始めたばかりなので、最初の画像に写っている石の山はトラクターの後辺りにはまだ有りません。何故ユンボで掘ったかというと、萱や草の根がいっぱい生えているので、トラクターで耕運しようとしてもロータリーの刃が食込まないからです。更には地表に石が顔を出していたからです。 休日には、息子と孫が手伝ってくれました。孫達は手伝うというよりもミニユンボの運転がしたかったようです。ユンボで掘る前に、枯れた萱が邪魔なので燃やしました。孫の足元が黒いのは、その時の燃え殻や炭です。
この石は、その時に掘り出した石です。約10aで容積にして3~4立米の石がでました。昔の人達の開拓の話を耳にしますが、当時の苦労がなんとなくわかりました。小石拾いの作業はこれからも、まだまだ続きます。
ちなみに、今回の畝立てにもミニユンボが一役かいました。手作業だけでは到底出来ません。所々に株分けして植えたルバーブの株がありますが生育はこれからです。今日までのところ、青いルバーブを約30株と赤いルバーブを100株程度植えました。ここの圃場の様子は他の圃場と共に定期的に掲載する予定です。ルバーブの生育を楽しみにお待ち下さい。赤いルバーブはさることながら青いルバーブも優秀な品種なので収穫が楽しみです。